出版社内容情報
地域精神保健福祉に新たな地平を切り開いた『精神障害者のためのケースマネジメント』,待望の増補改訂版がいよいよ刊行。
内容説明
精神障害者の地域支援に大きく舵をとって久しい日本の現状において、本書は個人と地域の潜在力を見出し開放するリカバリー志向の実践が、クライエント・支援者双方にとっていかに創造的であるかを、多くの事例を通して伝えてくれる。「本物の」地域支援を志向し、精神障害者のリカバリーの旅に同行するすべての支援者必携の実践書。
目次
第1章 歴史、批判、有益な概念―ストレングス・パラダイムにむけて
第2章 ストレングスの基礎理論
第3章 ストレングスモデルの目的、原則、研究結果
第4章 関係とその結び方―新しいパートナーシップ
第5章 ストレングスアセスメント―個人の健康的な部分を展開する
第6章 個別計画―達成課題を創造するために
第7章 資源の獲得―地域を地域精神保健に戻す
第8章 支持的なケースマネジメントの背景―有効性のための状況づくり
第9章 ストレングスモデルのエピローグ―一般的な質問(異議)とマネージドケア
付録
著者等紹介
ラップ,チャールズ・A.[ラップ,チャールズA.][Rapp,Charles Anthony]
カンザス大学社会福祉学部教授で、カンザス大学社会福祉学部付属精神保健研究訓練所の所長を兼務する。彼はストレングスモデルによるケースマネジメントとクライエント中心業績モデルに基づく社会福祉管理プログラムの共同開発者である。その仕事は、革新的な手法とプログラムを開発し、実施し、検証することを通して精神障害をもって生きる人々の生活を改善していくことに捧げられている
ゴスチャ,リチャード・J.[ゴスチャ,リチャードJ.][Goscha,Richard Joseph]
カンザス大学社会福祉学部付属精神保健研究訓練所の訓練と技術援助の責任者を務める。ケースマネジメントの指導者、ケースマネジメントチームのリーダー、そしてケースマネジャーとしてカンザス大学に着任した。またカンザス州ウィチタの精神障害のあるホームレスのためのプログラムの指導も行っている
田中英樹[タナカヒデキ]
早稲田大学人間科学学術院人間科学部健康福祉科学科教授(博士:社会福祉学)、精神保健福祉士。川崎市リハビリテーション医療センター、川崎市幸保健所、宮前保健所に勤務の後、佐賀大学文化教育学部助教授、長崎ウエスレヤン大学教授を経て、2007年4月から現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。