子どもと若者のための認知行動療法ワークブック―上手に考え、気分はスッキリ

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  • サイズ B5判/ページ数 209p/高さ 26cm
  • 商品コード 9784772409278
  • NDC分類 146.8
  • Cコード C3011

内容説明

ちょっとしたことで頭にきて暴力を振るってしまったり、怖い体験を思い出して動けなくなったり、ひどく落ち込んでしまったり、困っているのに止められない癖に悩んだり…。このような広範囲にわたる子どもや若者の心の問題への効果的な介入方法として、認知行動療法が注目を集めています。本書は、この認知行動療法を子どもや若者に適用するために、発達段階に合わせて、彼らが理解しやすく、楽しんで課題に取り組めるように工夫をしたものです。まず、認知行動療法の基本的な考え方が、日常の具体例や噛み砕いた喩えを多用して非常にわかりやすく説明されています。続くワークシートでは、実際に子どもや若者がそこに絵や文字を書き込むことで、自分の気持ち、認知、行動をつかみ、その関連性を理解し、感情や行動をコントロールする練習ができるようになっています。こうした介入過程を通して、彼らの心の問題や行動は改善し、安定した生活を送れるようになっていくのです。個人面接だけでなく、教室などのグループを対象とした心理教育や予防活動などにも幅広く応用できる、実用的な1冊です。

目次

認知行動療法―理論的な起源と根拠、そして技法
子どもと若者のための認知行動療法
上手に考え、気分はスッキリ―本書の活用資料の紹介
考え、気持ち、そして行動
自動思考
考え方の誤り
偏ってない考え方
心の中心にある“思いこみ”
考え方を変えてみる
自分の気持ちに気づく
自分の気持ちをコントロールする
いつもとちがう行動をしてみる
問題を解決できるようになる

著者等紹介

スタラード,ポール[スタラード,ポール][Stallard,Paul]
1980年にバーミング大学を修了。臨床心理士。英国の中西部地域において、主に子どもと若者を対象とした臨床心理活動に従事した後、1988年にバース大学の児童と家庭のメンタルヘルス部門に異動。現在、同部門の教授。研究テーマとしては、トラウマや慢性病を抱える子どもの心理援助と、その効果研究。50以上の研究論文があり、現在、PTSDを抱える子どもへの認知行動療法の適用効果を探る調査チームの責任者を務めている

下山晴彦[シモヤマハルヒコ]
1983年、東京大学大学院教育学研究科博士課程中退。東京大学学生相談所助手、東京工業大学保健管理センター講師、東京大学大学院教育学研究科助教授を経て、東京大学大学院臨床心理学コース教授。博士(教育学)、臨床心理士(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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放言者

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CBTの説明がわかりやすい。ワークシートも豊富に掲載されているが,そのまま使うというよりは要素を組み合わせて使用する感じか。反芻停止のための輪ゴムぱっちんはなるほど。2013/10/07

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