育児支援のチームアプローチ―周産期精神医学の理論と実践

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  • サイズ A5判/ページ数 277p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784772409056
  • NDC分類 493.7
  • Cコード C3047

内容説明

周産期は、女性がライフサイクルの中で、産後うつ病をはじめとして最もメンタル面の不調をきたす時期である。また近年の緊急課題として注目される児童虐待の発生予防についても、予防的介入の時期である周産期の重要性が指摘されている。本書は、九州大学病院における、わが国初の母子メンタルヘルスクリニックでの臨床の実際について豊富なモデルケースの呈示を通して詳説したものである。

目次

第1部 周産期精神医学の臨床研究(周産期から精神医学的問題を俯瞰する;研究と実践の方法論の広がり―生物学的基盤と心理社会的要因;周産期における精神科薬物療法のリスクと利益―母子双方の視点からの検討;ライフイベントとしての子どもの誕生;愛着スタイル面接 ほか)
第2部 母子メンタルヘルス臨床の実際(精神科治療とケアのシステム;育児支援におけるカウンセリング;ケースの解説と紹介)

著者等紹介

吉田敬子[ヨシダケイコ]
1979年九州大学医学部卒業。一般小児科研修後、小児の発達、行動の異常、てんかんなど小児神経学を専攻。1983年精神科の医局に移る。1988年医学博士号取得(九州大学医学部)。モーズレイ病院小児精神医学部門に留学。1990年モーズレイ病院およびロンドン大学精神医学研究所周産期部門研究員。1997年Senior Lecturer取得後、帰国。現在、九州大学医学部精神科講師。専門は周産期・児童精神医学

山下洋[ヤマシタヒロシ]
1985年九州大学医学部卒業。一般精神科研修。1988年国立肥前療養所、重度心身障害児および思春期病棟に勤務。1998年九州大学医学部精神科児童研究室にて周産期、母子保健の臨床と研究に従事。2000年医学博士号取得(九州大学医学部)。2003年九州大学病院精神科助手。現在第1病棟医長。専門は周産期・児童精神医学

岩元澄子[イワモトスミコ]
1984年広島女子大学家政学部児童学科卒業。九州大学医学部神経精神医学教室児童精神医学研究室に所属。1989年臨床心理士資格取得。1993年精神科クリニックに臨床心理士として従事。1998年医学博士号取得(九州大学医学部)。2004年久留米大学文学部心理学科助教授。専門は医療心理臨床学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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