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精神障害への解決志向アプローチ―ストレングスを引きだすリハビリテーション・メソッド

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  • サイズ A5判/ページ数 155p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784772408967
  • NDC分類 493.7
  • Cコード C3047

内容説明

本書は、統合失調症やうつ病など、慢性的で重度の精神障害への悲観的見方に対する挑戦の書である。著者らの提唱する解決志向アプローチは、病理や限界に焦点を当てた伝統的な治療モデルとは異なり、クライアントの持つ健康な側面や能力、可能性を強調し、彼らのストレングスを引きだすことに目標を置く。そのために、個人の尊厳を大切にし、希望の種・変化の種をともに探す姿勢が不可欠であること、症状への対処に役立つ手段を見つけること、問題が起こっていない時は何が違っているかを観察すること、個人を診断名から切り離して考えること、クライアントや家族と協働し、当事者としての専門性を生かすことなどが、効果的な実践メソッドとして明解に述べられている。

目次

第1章 慢性的で重度の精神障害への希望に満ちたアプローチ
第2章 波に乗る
第3章 傷つけられたアイデンティティについてのストーリーを書き換える
第4章 体験の再評価
第5章 クライアントやその家族、そしてその他の人々との協働
第6章 新しい未来像の創造
第7章 危険な状況や暴力的な状況への対応
第8章 “境界例”のクライアントに対する効果的で尊厳のある治療
第9章 再発からの回復と再発予防
第10章 重度の精神障害を持つ人々に関わる上での一般的原則
終章 他の理論との関連

著者等紹介

ローワン,ティム[ローワン,ティム][Rowan,Tim]
臨床ソーシャルワーカーであり、メリーランド州にあるアルガニー大学福祉サービス部の部長であり教授である。彼はまた開業もしており、さらにアルガニー郡健康部の嗜癖及び精神保健センターで非常勤のコンサルタント/セラピストとして勤務している。以前は常勤で州立精神病院の入院病棟、その後は外来クリニックに勤務していた

オハンロン,ビル[オハンロン,ビル][O’Hanlon,Bill]
解決志向アプローチを発展させた一人である。彼は、このブリーフ・セラピーモデルの活用について世界中で広く執筆し講演している

丸山晋[マルヤマススム]
1968年東京慈恵会医科大学卒業。国立精神・神経センター精神保健研究所社会復帰相談部長を経て、1999年より淑徳大学総合福祉学部教授。日本精神障害者リハビリテーション学会副会長

深谷裕[フカヤヒロイ]
2003年トロント大学大学院ソーシャルワーク専攻修了。現在、国立精神・神経センター精神保健研究所社会復帰相談部勤務(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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