内容説明
本書は、臨床心理学のABCばかりではなく、「生きた臨床心理学」を臨床家・研究者であり、大学教員でもある著者らが初学者向けにわかりやすく書いたテキストブックである。
目次
第1部 臨床心理学の世界(不安から自覚的実存へ;イメージの世界;モデルなき適応;ケースの見たて;伝えられたこと、伝えたいこと―臨床心理学を学ぶにあたって)
第2部 臨床心理学へのアプローチ(良心は条件づけられる;身体の体験が拓くつながりの世界;働く人の「自立」とグループアプローチ;臨床心理学と教育学;家族心理学臨床の展開)
第3部 臨床心理学の視座(面接場面における「いま、ここ」再考;新しい科学としての人間科学と臨床心理学;悪夢についての心理学的な研究―ハルトマンのDreams and Nightmaresをテキストとして)
第4部 臨床心理学と人間科学