ロールシャッハ法と精神分析的視点〈下〉臨床研究編

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  • サイズ A5判/ページ数 p239/高さ 22cm
  • 商品コード 9784772408028
  • NDC分類 140.7
  • Cコード C3011

内容説明

本書では上巻の基礎的記述を受け、さらに現場で役立つ情報として、防衛、解離、境界例、自己愛、治療効果など近年臨床において重要な事柄が取りあげられている。精神分析的視点という意味で、Rapaport直系という著者の立場からの考察に加え、Mayman、Schafer、Beck、Klopfer、Piotrowskiらの諸説も紹介し、また多くのロールシャッハ法尺度についても解説が加えられている。さらに著者は自らの精神分析的立場を重要視するだけでなく、特にExnerの包括的システムとの統合を視野に入れたアプローチをも模索している。

目次

対象表象のロールシャッハ査定
防衛のロールシャッハ査定(伝統的尺度;現代の測定尺度)
解離:理論的考察と査定
発達的対象関係
Rapaportの逸脱言語表現と研究
境界例概念とロールシャッハ・テスト
境界例概念の亜型とロールシャッハ・テスト
自己愛と自己愛患者のロールシャッハ尺度
ロールシャッハ法と治療効果の査定
ロールシャッハ・アプローチの統合に向けて

著者等紹介

溝口純二[ミゾグチジュンジ]
1978年上智大学大学院文学研究科博士課程単位取得満期退学。臨床心理士。現在、東京国際大学大学院臨床心理学研究科教授

菊池道子[キクチミチコ]
1955年北海道大学文学部哲学科(心理学専攻)卒業。現在、埼玉医科大学精神医学教室非常勤講師、同愛記念病院神経科心理室勤務。安田生命社会事業団ロールシャッハ講座講師、日本ロールシャッハ学会常任理事
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