内容説明
本書は、伝統的な病理モデルに基づくソーシャルワークを超える、再発予防モデルとソリューション・フォーカスト・モデルを統合した新しい「解決志向ケースワーク・モデル」を提唱するものである。理論的、概念的なことばかりではなく、クライエントとの面接技法、他職種との協働、委託方法、事務作業の効率化、ワーカーのトレーニングといった問題にまで詳細に言及した、ケースマネジメントを実際に進める上で大いに参考となる本である。
目次
第1部 解決志向ケースワークの歴史と沿革(解決志向ケースワークの基盤;ポストモダン世界で解決を求めて)
第2部 アセスメント(ケースワークを日常生活の出来事につなぎとめておく;これまでのパターンを認識する;問題の詳細なアセスメント ほか)
第3部 マネジメントの問題(目標を設定し課題を明確化するプロセス;解決志向のケースマネジメント;ケースマネジメントにおける処遇提供者の役割 ほか)
著者等紹介
曽我昌祺[ソガマサヨシ]
関西学院大学大学院文学研究科心理学専攻博士課程後期単位取得満期退学。住友病院心療内科心理療法室を経て、関西福祉科学大学社会福祉学部社会福祉学科教授
杉本敏夫[スギモトトシオ]
同志社大学大学院文学研究科社会福祉学専攻修士課程修了。PL学園女子短期大学助教授、岡山県立大学保健福祉学部助教授を経て、現在、関西福祉科学大学社会福祉学部社会福祉学科教授
得津慎子[トクツシンコ]
米国ペンシルヴァニア大学社会福祉事業学部大学院収支課程卒。システムズアプローチ研究所を経て、関西福祉科学大学社会福祉学部助教授
袴田俊一[ハカマダトシカズ]
関西学院大学大学院文学研究科教育学専攻修士課程後期単位取得満期退学。日本生命済生会付属日生病院精神科神経科を経て、関西福祉科学大学社会福祉学部助教授
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