心理療法の統合を求めて―精神分析・行動療法・家族療法

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  • サイズ A5判/ページ数 509p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784772407267
  • NDC分類 146.8
  • Cコード C3011

内容説明

心理療法の統合とは、見方を変えれば、クライエントの変化を導くには何が必要なのか、クライエントの役に立つとはどういうことなのかという問いに根本的に取り組むことである。本書においては、内面的な洞察と新しい行動の学習とが互いを促進しうるものと見なされ、新しい理論的枠組みが構築されている。心理療法の本質、治療全体の枠組み、実際的な技法の効果等、あらゆる理論的、臨床的問題を網羅した画期的な大著である。

目次

第1部 精神分析と行動療法(精神分析―医学から心理学へ;歴史的なものと精神内界的なもの;もう一つの視点―対人関係的モデル ほか)
第2部 関係論的世界(周辺から主流へ―心理療法の統合の発展;精神分析的治療者の考え方の変化―対象関係、自己心理学、関係的パラダイム;行動療法から認知行動療法へ ほか)

著者等紹介

ワクテル,ポール・L.[ワクテル,ポールL.][Wachtel,Paul L.]
1940年生まれ。コロンビア大学を卒業、エール大学大学院(臨床心理学専攻)において博士号を取得。その後、ニューヨーク大学において博士号取得後の精神分析訓練プログラムを修了。現在は、ニューヨーク市立大学(the City University of New York)ならびに大学院の教授(Distinguished Professer)

杉原保史[スギハラヤスシ]
1984年京都大学教育学部教育心理学科卒業。1986年京都大学大学院教育学研究科修士課程修了。1989年京都大学大学院教育学研究科博士後期課程単位取得退学。1990年大谷大学文学部専任講師。1996年京都大学保健管理センター講師。2000年京都大学カウンセリングセンター講師
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

riviere(りびえーる)

13
厚さ3.5cmの専門書のせいか1年以上積読。本日読了。読んでよかった。心理療法の統合について、各療法間の対立から統合への道のりを理論と実践面から述べている。精神分析と行動療法を軸に、家族療法(システム論)や社会構成主義がどのようにかかわってきたかもよくわかり勉強になった。今では普通にある「悪循環への焦点付け」についても言及。やっぱりワクテルは自分の肌合いに合う感じがする。自分の課題にも気づいた。次作も時間かかっても読みたい。2019/08/28

south

1
僕のバイブル。2015/02/15

みなみ

1
僕のバイブル。2014/05/01

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