ナラティヴ・セラピー入門

ナラティヴ・セラピー入門

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  • サイズ A5判/ページ数 170p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784772407229
  • NDC分類 493.72
  • Cコード C3011

内容説明

本書は、社会構成主義をベースにした心理臨床を日常的に実践しているプロのセラピスト二人によって書かれた、プロのセラピストのためのナラティヴ・セラピー入門書である。

目次

 序 「藪の中」の現実
1 はじめに 鈴木さんのケースから
2 何を、どう語ったのか?社会構成主義について
3 日本で実践されているナラティヴ・セラピーの5つの流れ
4 ナラティヴ・セラピーの発展としての「織物療法」
5 「逸脱探し」から「ディスコース」へ

著者等紹介

高橋規子[タカハシノリコ]
1986年学習院大学文学部心理学科卒業。1990年某民間心理相談所職員。1994年心理技術研究所、所長現在に至る。日本NLP/発達心理学協会副会長

吉川悟[ヨシカワサトル]
1984年和光大学人文学部卒業。1986年大手前ファミリールーム職員。1988年システムズアプローチ研究所、所長。1992年湘南クリニック、思春期外来担当。1997年コミュニケーション・ケアセンター、所長(兼任)、現在に至る。日本家族研究・家族療法学会副会長、日本ブリーフサイコセラピー学会常任理事・研修担当、日本家族心理学会理事、香川大学教育学部非常勤講師なども歴任
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

出版社内容情報

《内容》 本書は,社会構成主義をベースにした心理臨床を日常的に実践しているプロのセラピスト二人によって書かれた,プロのセラピストのためのナラティヴ・セラピー入門書です。
二人のセラピーは,ナラティヴ・アプローチを日本の実情に合った形でアレンジしたもので,内容は,トム・アンデルセンの「リフレクティング・プロセス」,ハーレーン・アンダーソンとハリー・グーリシャンの「コラボレイティブ・アプローチ」,マイケル・ホワイト「外在化技法」を中心に,パラダイム変更に重要な考え方であるサイバネティックスから,コミュニケーション論,システム論,コンストラクティヴィズムまでを網羅的に解説し,隠し味に「虫退治」で高名な東豊氏もひと匙入っています。
セラピーで糊口をしのいでいて,かつ「『ナラティヴ・セラピー』って役に立つの」とお疑いの方,あるいは「いろいろと専門書を読んではみたが,あるのは古臭いものばかり」とお嘆きの方,もしくは「新しい考え方を貪欲に取り入れたい」という向上心に燃える方等々に,本書はとても役立ちます。どうぞご一読ください。    

《目次》
目   次
はじめに
序 「薮の中」の現実
1.はじめに 鈴木さんのケースから
これはどうなっているの?
2.何を,どう語ったのか? 社会構成主義について
社会構成主義の説明の前に
「現実」をめぐるいくつかの問題
社会構成主義の考え方
テクストとディスコース
ナラティヴ・セラピーの実践にあたって
「ナラティヴ」と「ストーリー」など
新しい「専門性」の確立に向けて
3.日本で実践されているナラティヴ・セラピーの5つの流れ
「虫退治」などの方法――東流メタファーをつかったソリューション・トーク
「外在化」などの方法――WhiteとEpstonによるナラティヴ・セラピーのはじまり
「リフレクティング・チーム」などの方法――Andersenによるミラノ・アプローチの再生
「コラボレイティヴ・アプローチ」などの方法――AndersonによるGoolishianの意図の具現化
「織物療法」などの方法――高橋流ディスコースを用いた社会構成主義療法
4.ナラティヴ・セラピーの発展としての「織物療法」
「織物療法」のはじまり
織物療法とコラボレイティヴ・アプローチの違いについて
「織物療法」の逐語から見える特徴について
これからの発展に向けて
5.「逸脱探し」から「ディスコース」へ
心理療法は逸脱から始まった
各々の精神病理学からDSMへ
家族療法の中で用いられたIPという言葉
逸脱に関する社会構成が逸脱を作り出す
社会構成主義における「専門性」ということ
あとがき