出版社内容情報
《内容》 児童虐待相談の激増,児童虐待防止法施行に伴い,児相への期待と圧力は日増しに強くなっている。本書には,対決的な緊急介入と継続的ケースワークを連続させる援助のあり方,効果的なネットワークとチームワーク作り,家族援助と心のケアの実際が,全国児相スタッフから報告されている。工夫で凌いでいる現状と将来への課題,熱い思いと哀しみの涙,それらすべてをつめこんだ,イッパイイッパイの児相からのWe insist!
《目次》
総 論:児童虐待の見たて:岡田隆介
第1部 児童虐待 VS 児童相談所
1.児童虐待への介入と援助:児童相談所からの発信:津崎哲郎
2.児童虐待防止における児童相談所機能の展望:安部計彦
3.初動調査のポイント:新宅博明
4.児童福祉法第28条(措置権行使):平野佐敏
5.児童福祉法第33条(一時保護):安部計彦
6.児童虐待の早期発見と予防啓発活動:嶋田 隆
第2部 チームワークとネットワーク
1.児童相談所におけるネットワーク事情:川崎二三彦
2.効果的なネットワーク作り(1):保健婦との連携:廣岡逸樹
3.効果的なネットワーク作り(2):警察との連携:村瀬 修
4.児童福祉施設に対する支援:大迫秀樹
5.家族ニーズに合わせたチームワーク:玉城譲治
6.手紙:児童相談所チームであたった例:川崎二三彦
第3部 家族援助と心のケアの実際
1.訪問調査:通報から保護へ:後藤真利
2.ケースワーク:施設措置と家族再構築:山本千恵子・中野紘一
3.在宅ケース援助例:生活の場を支える:宮井研治
4.一時保護所での取り組み:同じ時を生きる:鹿子島礼子
5.性的虐待を疑われた多問題家族に対する心理的援助法の模索:三宅芳宏
6.性的虐待と心のケア:一時保護から里親委託へ:橋本達哉
7.対立から協調へ:3世代家族を支える:衣斐哲臣
8.子どもの心のケア:安全感を土台にして:菅野道英
9.三つの視点からすすめる子ども・家族援助:岡田隆介
内容説明
児童虐待への介入と援助の基本的枠組みから、初動調査のポイント、早期発見、予防啓発活動、効果的なネットワークとチームワーク作りのノウハウ、家族援助と心のケアの実際までを、厳しい現状をイッパイイッパイで凌いでいる工夫と将来への提言、熱い思いと哀しみの涙をつめ込んで、児童虐待に取り組むすべての人々に向けて発信。
目次
第1部 児童虐待VS児童相談所(児童虐待への介入と援助:児童相談所からの発信;児童虐待防止における児童相談所機能の展望;初動調査のポイント ほか)
第2部 チームワークとネットワーク(児童相談所におけるネットワーク事情;効果的なネットワーク作り(保健婦との連携;警察との連携)
児童福祉施設に対する支援 ほか)
第3部 家族援助と心のケアの実際(訪問調査:通報から保護へ;ケースワーク:施設措置と家族再構築;在宅ケース援助例:生活の場を支える ほか)
著者等紹介
岡田隆介[オカダリュウスケ]
1948年大阪府に生まれ、香川県で育つ。岡山大学医学部卒業、同神経精神医学教室入局、岡山県高見病院、広島市心身障害児福祉センター精神神経科を経て、1980年より広島市児童相談所所長。1998年より広島市児童療育指導センター心療部長。広島県立女子大学大学院非常勤講師。児童・青年期精神医学会認定医。医学博士
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