描画テスト・描画療法入門―臨床体験から語る入門とその一歩あと

描画テスト・描画療法入門―臨床体験から語る入門とその一歩あと

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  • サイズ B6判/ページ数 190p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784772406352
  • NDC分類 146.8
  • Cコード C3011

内容説明

クライエントの描いた絵を前にして、それをどう受け止め、どう読み解いていけばよいのだろう。そもそもクライエントに何を、どのように描いてもらえばよいのだろうか。著者は描画との出会いからその治療的応用にいたるまで、描画臨床を学ぶ過程においてそのような問いに直面し、多くの出会いによって会得してきたことを、多くの具体的な事例やエピソードを通して語っている。臨床家としての体験が紡ぎあわされた本書を読み進むうちに、描画テスト・描画療法の基礎的骨格が自然と浮かび上がってくる。また、臨床家として入門の一歩あとに求められる豊かな肉付けも、著者の経験と実感に基づいて語られているので、きわめて納得しやすいものである。さまざまな領域で描画を用いたアセスメントや治療的接近がさかんになっているが、本書はそのような臨床現場で必ずや身近におかれるべき一書である。

目次

第1章 つぶやきを聞く―描画テストとの出会い
第2章 何を描いてもらうのか―描画教示の選択
第3章 何を受けとめるのか―読みの外堀を埋める
第4章 いかに読み解くのか―読みの内堀を埋める
第5章 何を体験してもらうのか―描画療法の感動
付 実践ノート―描画テスト・描画療法を始めるために

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

たらこ

1
著者のフィールドである非行臨床の場面での実践であるが、学ぶべきところは多い。教示の変形(縄跳び家族画・雨の中の私)や、投影の角度を気にすること、診断的用途なのか、治療的に用いるのか等々、とても勉強になった。サインを一対一で読み取るだけでなく、もう一歩先へ進むための本。2014/03/09

dometaro

0
一章一章が短くスムーズに読めた。入門書ということで軽めの内容であるのだろう。しかし、投影の角度の話や、ある描画を賦活させる教示の仕方など学ぶ点は非常に多かった。2009/09/12

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