内容説明
本書は、著者らの長年にわたって収集した資料によって、わが国の健常成人の被験者が示す数値を明らかにした。さらに精神分裂病者群の資料も適宜参照し、各図版の各領域に対する反応内容について、両群の出現頻度の数値を明らかにしており、形態水準の検討や内容分析を中心とする解釈にも有用である。これによってエクスナーの解釈をわが国の被験者にも適用でき、またそれぞれの変数の意味について詳述された解説は、実際の解釈に役立つよう工夫されている。
目次
第1部 変数の基準と解釈
第2部 構造一覧表
第3部 反応内容一覧表