目次
第1章 神経症概念の現在
第2章 性格と運命―〈私〉の内なる外部について
第3章 神経症と「知」の諸様態
第4章 欲動の統辞法としての倒錯―神経症と倒錯との関わりについて
第5章 神経症における女の位置、男の位置―ラカンの欲動論との関連において
第6章 分析構造の二重性と欲動
第7章 越境する玩具―性差とフェティシズム
第8章 「境界例」概念の現在
第9章 プランの立て方に見る境界例の病理
第10章 「憧れ」の病理―いわゆる「境界例症例」を巡って
第11章 現実の諸相、現実の彼方―境界例の訴える困惑を巡って