内容説明
精神分裂病に劣らず成因や病態に、不明な部分を残す躁うつ病。1巻に続き、2巻でも気鋭の30数名による16のテーマを取上げての薬理生化学的研究が、収録された。
目次
1 セロトニン受容体機能とうつ病の成因
2 うつ病の病態生理と神経ペプチド
3 うつ病の神経内分泌学的研究の動向
4 躁うつ病の視床下部―下垂体―甲状腺機能
5 うつ病の動物モデル―ストレスモデルと遺伝・素因モデル
6 うつ病のセロトニン伝達過剰仮説
7 GABAによる脳内セロトニン伝達の調節
8 躁うつ病におけるリチウムの薬理生化学
9 リチウムの細胞内情報伝達系に及ぼす薬理作用―病的興奮性膜選択的作用仮説
10 リチウムとβ‐アドレナリン性受容体―アデニル酸シクラーゼ系
11 3H‐イミプラミン結合部位―レセプターオートラジオグラフィー法による解析
12 β‐アドレナリン受容体―G蛋白質―アデニル酸シクラーゼ共役機構に対する抗うつ薬の影響
13 抗うつ薬の作用機序に関する蛋白質リン酸化反応
14 神経科学における分子生物学的アプローチ―うつ病研究への導入の可能性
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