内容説明
円枠家族描画法とは、円枠の中心に家族を描き、さらにその周囲に家族から連想されるさまざまなシンボルを描くことによって、描き手の内なる父母と自分との関係を読み取ろうとする、もっとも新しい描画法である。著者は、その技法に改良を重ね、ユング心理学、とりわけ東洋のマンダラに見られる円枠と中心化のもつ意味を重視した円枠家族描画法を編み出し、さらにそのバリエーションを多様に展開している。
目次
第1章 内なる父母との接触を得ること
第2章 円枠家族描画(F‐C‐C‐D)
第3章 円枠親子描画(P‐S‐C‐D)
第4章 シンボルセンタード探査といたずら書き探査
第5章 動的描画に見られるセンタリング(中心化)プロセス
補遺 動的家族描画と円枠家族描画が高い頻度で見られるシンボル