ラップランドの自然と人―リンネのフィールドノートから

塚田 秀雄【訳著】

古今書院（2020/05発売）

• サイズ A5判／ページ数 284p／高さ 22cm
• 商品コード 9784772290203
• NDC分類 293.89
• Cコード C3025

目次

カロルス・リネウス「ラップランド旅行」冒頭文
ヴェステルボッテン
リュクセレ・ラップマルク
ヴェステルボッテン
ピーテオ県
ルーレオ県
ルーレ・ラップマルク
ノルウェー
トールネオ

著者等紹介

塚田秀雄［ツカダヒデオ］
大阪府立大学名誉教授、１９３４年大阪府生まれ。１９６０年京都大学大学院修士課程修了、文学修士。専門は北欧地域研究。奈良大学、大阪府立大学、大谷大学。その間ヘルシンキ大学（１９７２年）、ストックホルム大学客員研究員（１９８３、８７年）（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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感想・レビュー

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[風楼]

25歳の青年がラップランドへの研究旅行を行った際の手記。 敬虔なキリスト教徒でありながら、現地の入植者やキリスト教にやや否定的で……現地住民であるサーミに好意的で、その文化や生活を偏見なく記録している 文化と生活だけでなく植物、昆虫、病気なども書き記していて……植物の記録の方が多いのかもしれない。 サーミ人の文化や生活「だけ」を求めた場合、やや物足りないと思うかもしれない 6000円と高い本ではあるが、当時においてここまで偏見のない記録は稀で、その価値はあると思う。

2021/06/26