出版社内容情報
幅広い視野で世界を「みわたし」、そうした視点を「つなげて」世界を考える地理学の新シリーズ、全3巻完結。なぜ地域によって暮らしがちがうのか?そもそも「地域」って何だろう? 地域についての膨大なデータから、何を選び、どのような切り口で地域を描けばよいのか、地誌学の見方・考え方を提案する。
*「みわたす・つなげる」シリーズ(全3巻)
『みわたす・つなげる自然地理学』
『みわたす・つなげる人文地理学』
目次
地誌学とは何か
京都を歩く―地誌学事始め
調査の方法―準備から道具、心構えまで
地図の見方・使い方
地域の描き方―地誌へのアプローチ
都市の個性―京都府宇治市
鉱工業都市―茨城県日立市
沿岸域をめぐる環境史―神奈川県川崎市川崎区旧大師河原村
雪と砂泥と共に生きる―青森県津軽平野
石に刻まれた地域らしさ―愛媛県西予市明浜町狩浜地区
世界遺産を地誌する―石見銀山(島根県大田市)
火山と共に生きる人々―有珠山周辺、北海道
「島」を考える―沖縄県北大東村
河川と共に生きる人々―ナイル川
フランス・ワインのテロワール
国土を造った人々―オランダ
産業集積の地誌―シリコンバレー今昔物語
アジア・大都市の発展と環境問題
ブラジルにおける自然環境の開発史
巨大ハリケーンに襲われた町―ニューオリンズ、アメリカ合衆国
著者等紹介
上杉和央[ウエスギカズヒロ]
京都府立大学文学部准教授。1975年香川県生まれ。京都大学大学院文学研究科修了。博士(文学)。専門は、景観史および地図史。自然と人間の関係のなかで形成された景観の保存活用を支援している
小野映介[オノエイスケ]
駒澤大学文学部教授。1976年静岡県生まれ。名古屋大学大学院文学研究科修了。博士(地理学)。専門は、沖積平野の地形発達史。日本各地の考古遺跡を対象として、人と自然の関係について調査・研究を行っている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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