内容説明
ヨーロッパでは、都市空間の成熟・転換期を迎え、都市空間の再編が進んでおり、社会・経済的課題に関する都市政策を通じた都市空間の改変も積極的に行われ、都市の持続的な発展が目指されている。本書は転換期にあるヨーロッパにおける持続的な都市空間のあり方を、複数の空間スケールでの都市空間の再編、すなわち都市再生という観点からまとめ、持続的な都市再生のあり方を議論しようとするものである。(「はしがき」より)
目次
第1章 序論
第2章 都市空間の形成と転換
第3章 都市システム―ヨーロッパの中軸地域
第4章 ドイツの大都市圏の再編とマルチスケールな都市・地域間連携
第5章 公的事業を通じた都市衰退地域の変容―ニュルンベルクの都市再生事業を事例に
第6章 都市再生政策を通じた都市空間の再編―ミュンヘンの事例
第7章 結論
著者等紹介
伊藤徹哉[イトウテツヤ]
1971年、宮城県に生まれる。2002年、筑波大学大学院博士課程地球科学研究科地理学・水文学専攻修了、博士(理学)。日本学術振興会特別研究員(PD)、ミュンヘン大学客員研究員、東洋大学研究助手、立正大学特任講師、同大准教授を経て、2015年より同大教授。専門は、都市地理学、ヨーロッパ地域研究(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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