目次
第1章 渡名喜島へ(渡名喜島を知る;沖縄の「地割制度」;渡名喜島へ;のんびりとした島で)
第2章 渡名喜島の地割制度(渡名喜島の地割制度;地割組の画定;昭和16年の地割組の組成分析;地割組と渡名喜集落の移動;地割制度の起源説について;地割遺構その後)
第3章 重要伝統的建造物群保存地区への選定(景観への注目;「重伝建」指定へのあゆみ;「重伝建」指定地区における集落景観保全活動の現状;「島田懇」と渡名島の文化景観保存事業;景観保存・修復事業をめぐる外的状況)
第4章 変わりゆく渡名喜島
著者等紹介
中俣均[ナカマタヒトシ]
1952年新潟県生まれ。東京大学理学部、同大学院修了。博士(理学)。現在、法政大学文学部教授。専攻は、文化・社会地理学、島の地理学。日本島嶼学会副会長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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コカブ
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渡名喜島に残る地割制を題材に、ライトに渡名喜島を扱った本。地割制というのは、細長い短冊状の畑地を、それぞれの戸別に割り振った土地割の事らしい。渡名喜島は南北の山地に挟まれた平地があり、そこに宅地と畑がある。著者が調査を始めた当時は、まだ地割制が残っていたが、現在は耕地整理でなくなってしまった。この地割について、元々は北の山の麓に集落があって残りの平地を短冊状に区分していたが、その後で平地中心部に集落が集団移転したと推測している。地割には一定のルールがあったようだ。また、宅地は重伝地区に指定されている。2014/05/28
Q
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訪れてからもう5年ほどになるが未だに忘れられないところ。絶対にまた行きたい。 重伝建に良く行くが、このときは竹富にするか渡名喜にするかで写真を見て即決。何もないんだけども強く惹かれた。ひたすら島をのろのらとぶらついていただけだがそれだけで満足。小学校の校庭を覗いていたら地元の子に絡まれて一緒に遊んだのも良い思い出。 大して調べずに勢いで行ったけど、こうして渡名喜のことを少しは知った上でまた訪れたら違う視点から楽しめそう。2021/02/25