目次
1 集計結果(地域は住みやすいと思うか;住んでいる地域は都会的か;地域の満足度(利便性) ほか)
2 GULPを用いた分析例(地理的マルチレベルデータの価値;GULPデータの有用性と拡張性;地理的マルチレベルデータの分析例 ほか)
3 調査方法の概要(背景:社会調査の困難;インターネット調査サンプルの地理的特性;GULPの調査概要 ほか)
資料 GULP調査票(ウェブ調査画面)
著者等紹介
埴淵知哉[ハニブチトモヤ]
東北大学大学院環境科学研究科・准教授。専門は健康地理学、社会調査法(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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お抹茶
3
2020年に実施された都市的ライフスタイルの選好に関する地理的社会調査の回答を東京特別区と政令指定都市ごとに紹介。地域差があまり見られない設問が多い。地域への愛着は,非大都市,特に地方農村ほど弱く,大都市区内では都心部に近い区の方がやや愛着が強い。大都市と地方の所得格差の拡大を感じる人は地方都市より農村で多く,政令都市の中では札幌市,新潟市,熊本市が多い。また,同一市内での地区による差を感じる人は,東北,北陸,九州の政令指定都市で多く,東京特別区では北東部に集積する。さらなる地理的マルチレベル分析に期待。2025/05/02