目次
第1章 村落社会の開発と変容を迫る圧力の実体―開発援助にみる村落の位置づけ
第2章 住民はどうして参加する/参加しないのか?―ネパールにおける村落開発の事例より
第3章 グローバル化とアフリカのある村―ザンビアの事例
第4章 メキシコ先住民の知恵―ベラクルス州北部地方の村落から
第5章 変容するカンボディア女性の地位と村落社会―UNTAC後の経済変化の狭間で
第6章 岐路に立つ牧畜民と窮状打開への模索―タンザニアの事例
第7章 厳しく脆弱な自然環境への村落社会の適応―モンゴル遊牧民の自然との共生
第8章 開発は待つもの/創るもの?―フィリピンの村落開発
第9章 経済開発による農業と村落社会の変容―沖縄県宮古島の「開発」から学ぶもの
第10章 村落社会の理解と開発―インドネシアとベトナムの農村から
第11章 住民の目線で考える村落開発
著者等紹介
草野孝久[クサノタカヒサ]
1951年生まれ。農学修士(クインズランド大学:農学普及論専攻)。イスラエルのキブツ(共同体村落)ボランティア、青年海外協力隊員としてフィリピン畜産局、アセアン家禽病研究訓練計画調整員、国際協力事業団(JICA)畜産開発課勤務、農業技術協力課長、森林・自然環境協力部計画課長などを経て、現在「ボルネオ生物多様性・生態系保全プログラム」チーフ・アドバイザーとしてマレーシア国立サバ大学に在勤中
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