出版社内容情報
人口減少や少子高齢化の進展にともなって,運賃収入で運行費用をまかなえなくなってきている公共交通。市民の足としてどのように維持していけばよいのか。人口15万人の地方都市(茨城県ひたちなか市)を事例に読み解く。
独立採算が困難となった民間鉄道と路線バスを,自治体出資により第三セクター鉄道(ひたちはま海浜鉄道)とコミュニティバス(スマイルあおぞらバス)に再編。東日本大震災からの復興,市民の要望や利用状況に応じた改善の様子などを,著者による詳細な調査やアンケートに基づいて示した。
自治体の広報活動など,市民に公共交通へ関心をもってもらうための施策についてもふれている。
【目次】
第1章 公共交通をとりまく環境
1.公共交通の盛衰
2.大都市圏以外の地域の鉄道交通
3.乗合バス事業と規制緩和
4.ひたちなか市の公共交通と本書の課題
第2章 第三セクターひたちなか海浜鉄道
1.本章の目的
2.ひたちなか海浜鉄道の概要
(1)地方旅客鉄道の中でのひたちなか海浜鉄道
(2)ひたちなか海浜鉄道の路線
(3)ひたちなか市民の日常の移動行動
3.ひたちなか海浜鉄道の調査の方法
4.旅客流動の特徴
(1)曜日別・列車別利用者数
(2)旅客流動パターン
(3)JR線との乗り継ぎ
5.利用者の特色
(1)利用者の属性
(2)利用目的
(3)利用者の評価
6.居住者の評価
(1)回答者の属性
(2)地区別の利用状況
(3)経営移管の認識
(4)ひたちなか海浜鉄道に対する支援の可否と存廃
7.本章のまとめ
第3章 震災による鉄道の運休と利用者の移動行動
1.東日本大震災とひたちなか海浜鉄道
2.ひたちなか海浜鉄道の被害と復旧
3.代行バスと復旧後のひたちなか海浜鉄道利用者に対する調査
4.旅客流動の変化
5.鉄道復旧後の利用者の特色
6.代行バス運行時の利用者の移動行動
7.本章のまとめ
第4章 新駅開業に対する利用者と市民の評価
1.新駅「高田の鉄橋」駅の開業
2.高田の鉄橋駅についての調査時期と調査方法
3.高田の鉄橋駅利用者調査結果
(1)回答者の属性
(2)回答者の利用状況
(3)回答者の評価
4.高田の鉄橋駅周辺居住者調査結果
(1)回答世帯の属性と新駅開業の認知
(2)高田の鉄橋駅と移動行動
(3)高田の鉄橋駅の利用
5.回答者の公共交通に対する評価
(1)評価と地区別集計
(2)高田の鉄橋駅の評価
(3)ひたちなか海浜鉄道湊線の存続と公共交通
(4)自由記述欄からみた評価
6.本章のまとめ
第5章 ひたちなか市のコミュニティバス
1.ひたちなか市の乗合バス交通
2.ひたちなか市の交通と人口分布
3.ひたちなか市の公共交通政策
4.既存バス路線の縮小
5.スマイルあおぞらバスのコース変遷
(1)導入期
(2)コース拡張期
(3)5コース成熟期
(4)ワゴン車コース新設期
(5)ワゴン車コース拡張期
6.スマイルあおぞらバスの利用状況
(1)利用者数の変化
(2)停留所別利用者数
7.バス停留所利用圏
8.本章のまとめ
第6章 コミュニティバスの利用者の特色
1.利用者の調査と目的
2.利用者の属性
3.利用目的
4.利用の頻度
5.利用者の評価
6.本章のまとめ
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目次
第1章 公共交通をとりまく環境
第2章 第三セクターひたちなか海浜鉄道
第3章 震災による鉄道の運休と利用者の移動行動
第4章 新駅開業に対する利用者と市民の評価
第5章 ひたちなか市のコミュニティバス
第6章 コミュニティバスの利用者の特色
第7章 ひたちなか市における公共交通の整備
第8章 ひたちなか市民の日常の移動行動と公共交通政策への評価
第9章 公共交通と公共交通研究の課題
著者等紹介
土谷敏治[ツチタニトシハル]
駒澤大学文学部教授。1955年大阪府生まれ。広島大学大学院文学研究科博士課程後期地理学専攻単位修得退学。専門分野は、交通地理学・公共交通(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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