目次
第1章 アニメの舞台を訪ねる旅
第2章 映画の舞台を訪ねる旅
第3章 テレビドラマの舞台を訪ねる旅
第4章 小説の舞台を訪ねる旅
第5章 ご当地ソングの舞台を訪ねる旅
第6章 ご当地アイドルを訪ねる旅
第7章 アイドルのステージを追いかける旅
第8章 市場調査から読み解くコンテンツツーリズム
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
壱萬参仟縁
19
学会は‘11年設立とのこと(206頁)。文化としてコンテンツを捉えることが重要という(増淵会長、ⅱ頁)。風呂本武典先生の内発的発展論でみたアニメ論は興味深い(4,23頁)。リアルとヴァーチャルが交錯する時代に、地域振興や集客のためにコンテンツの質が問われ始めていると思われる。浅田氏によると、コンテンツツーリズム(CT)は地域にコンテンツを通して熟成された地域固有の雰囲気・イメージとしての物語性、テーマ性を付加し、それらを観光資源として活用すること(99頁)。2015/02/11
富士さん
4
コンテンツツーリズムがブームになって出てきた研究の中で最も理想的な切り口だと思います。アニメを中心に見ているものとしてはそれで一向にかまわないのですが、コンテンツツーリズムと言いながら、対象が聖地巡礼だけというのはあまりにも偏り過ぎています。本書では実写映画やドラマ、小説に歌、アイドルと幅広いテーマの論文が収録されており、しっかりと“コンテンツ”のツーリズムをしようという意思が感じられました。単なる事実の羅列や懐古厨もまじっていますが、今後目指すべき方針を示したものとして評価されるべきだと思います。2018/02/21
フェイ
2
近年話題になっている聖地巡礼をアニメ外も含めて整理し、解説している本。ただ、まだ研究の蓄積があまりないためか、研究成果をまとめたモノというよりは、コンテンツツーリズムという名でまとめられた小説、ドラマ、映画、アニメ、音楽、アイドルなどの聖地巡礼を紹介している。入門だからそれでも良いのだが、政策や観光に生かす場合は他書に当たる必要がある。2016/11/26
やま
2
アニメの聖地巡礼以外の映画や文学などにまつわる観光についても書かれており、興味深く読めた。2014/12/21
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