目次
序章 気候変動と暮らし
第1章 変動する寒波・大雪の様相
第2章 春から夏へ、移行季節と気候の変動
第3章 夏の天候の変動
第4章 風の認識
第5章 気象災害と気候変動
第6章 二〇一〇年の猛暑
第7章 異常高温と気候変動
第8章 気候変動と生きる
第9章 東日本大震災と気候災害
第10章 気候変動化の外国の洪水と日本
著者等紹介
吉野正敏[ヨシノマサトシ]
1928年生まれ。東京文理科大学地学科地理学専攻。筑波大学名誉教授、理学博士。元日本地理学会会長、元日本沙漠学会会長、元気候影響利用研究会会長、元バイオクリマ研究会会長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
壱萬弐仟縁
9
三寒四温が、二寒三温や四寒五温になれば、気候変動した結果(39頁)。そりゃそうだ。著者は今年86歳になる重鎮。昨今、爆弾低気圧が問題化したが、実は、著者によると1980年代から専門家は既に注目していた現象という(43頁)。温暖化した場合、暖冬→早い春→長引く夏→遅い秋という循環ができるようだ(47頁)。当たり前だが結構重要に思う。今後起きて来そうなのは、原発を竜巻が襲うという悲劇。これだけはどうにもならないのか? しかし、どうにかしないと、イチエフの悲劇どころではなくなると、素人ながら強い危惧を覚える。2014/02/03