内容説明
本書は、人文系の大学でも、医学系の大学でも、医療人類学を学ぶための基本的なテキストである。
目次
序論
治療法の形態―体液システム(1)
体液システム(2)―パプアニューギニアのメルパ族
治療師とヒーラーたち―メルパ族
デゥナ族の儀礼―慣習と癒し
医学多元論
病いと感情
民族精神医学
精神の癒し―カリスマを信仰するカトリックたち
空気、水、場所
豊饒性(受胎)
医師と患者のコミュニケーション
批判的医療人類学
結論―治療と癒し
著者等紹介
成田弘成[ナリタヒロナリ]
桜花学園大学人文学部教授。筑波大学大学院博士課程歴史・人類学研究科単位取得退学後、オーストラリアやパプアニューギニアを中心にオセアニア地域の調査を重ね、現在、開発人類学および医療人類学の立場から、アジア新興国の感染症問題を重点的に調査中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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