内容説明
地理学の本質や課題について書かれた古典的論考のなかから、本書では合わせて8編の文章を収録した。19世紀の初頭から20世紀の初めにかけて、それぞれの文章が書かれた時点には100年以上の幅がある。本書では、8編の文章を年代順に並列するのではなく、三つのグループに分けて、それぞれのグループごとに文献解題と解説を付した。
目次
序 地理学の革新と伝統
第1部 地理学理念の確立(フンボルト「植物地理学試論」;リッター「一般比較地理学の試みへの序説」 ほか)
第2部 地理学理念の展開(ヘットナー「地理学の本質と課題」;シュリューター「人文地理学の目標」;解説 ドイツ地理学におけるラントシャフト論の展開)
第3部 地理学思想の流れ(ヘットナー「19世紀における地理学の発達」;マルトンヌ「地理学の歴史」;解説 19世紀の地理学思想史に関するいくつかの見解)
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