内容説明
本書では、空間・風景・場所という概念が、それぞれ独立した三つのパートとして構成されており、各パートでは、三章~四章の具体的な議論が展開されている。
目次
1 モダニティの空間(明治期における気象観測ネットワークの形成―国土空間をつくりあげる技法;林野における近代空間の生産―入会林野の政治経済学 ほか)
2 風景とイデオロギー(戦後日本の緑化推進運動と「みどり」の風景;植民地時代朝鮮の地理思想の転換―山の認識を中心として ほか)
3 場所の政治学〔ポリティクス〕(路上からの地理学―大阪ミナミからニシナリ釜ヶ崎へ;現代沖縄の地域表象と言説状況 ほか)