出版社内容情報
東西文化の交流点トルコには、様々な文化の香りがする昔話があります。選りすぐりの9話他、ホジャの笑い話も6話収録しました。
内容説明
ターバンをまいた王さまやとんち名人のホジャが登場。スリルあり、笑いありの15編。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Aya Murakami
36
ケローランの話に出てくる鬼女は子どものころに紙芝居とかで見た山姥みたいだった。人食い鬼ということで恐ろしい反面、大事にしていた牛の死に涙したりケローランの巧みな言葉に騙されたりとどこかユーモラスだった。 ホジャ編の「わしは死んじまった」については「お前、死んでねーだろ!」が主な感想。2018/05/29
絵本専門士 おはなし会 芽ぶっく
11
カラスととげ/金の糸のまり/聖地メッカへ行けなかったキツネ/がまんの石と刀/ケローランと鬼の大女/羊飼いの娘と王さま/豪傑ナザル/シカのお告げ/チャンクシュ チョルクシュ/ 『ナスレッディン・ホジャのわらい話』 わかっている人は わからない人に/まねかれたのは上着/イチジクで幸い/九百九十九まいの金貨/だんまりくらべ/わしは死んじまった 『小学校での読み聞かせガイドブック プランニング遊』で、朝読書のプログラムが参考になったので、記録しておきます。5年生予備本 『金の糸のまり 朗読 10~15分』2020/03/08
つき
11
●羊飼いの娘と王さま ●豪傑ナザル ●チャンクシュ チョルクシュ はイタリアやイギリスなどヨーロッパの国のお話と似ていておもしろいです。トルコの民話といえばやはり「ナスレディン ホジャ」は外せないでしょう。 トルコの風土を感じるお話しです。クスッと笑えたり、教訓話とはいえ、うーん…ちょっと…というものもあり、幅の広さを感じます。2017/01/05
ああああ
9
ナスレッディンホジャの話はもちろん、それ以外の話もいいなー。ちょっと私の知ってる起承転結ではない感じや、そして何年かして…的なシーンでの時間や空間の略し方が良い。違和感があるがそこが良い。「えっ!主人公の母親、まだ首から下を土に埋められて水を口から注がれ続けてたの!?ていうかその残虐行為あっさり許して、めでたしめでたし…ってなる!?」みたいな。2019/06/28
まあやん
9
トルコ、結構おもしろかった。カラスととげ、ケローランと鬼の大女、ホジャの話とかおもしろい。2018/02/12