出版社内容情報
おくりものに結ばれた、りぼん。
「りぼん ちょうだい」と女の子がりぼんをもらうと、
アヒルやネコが次々にやってきます。
あれあれ、動物たちはどんどん増えていくみたい……。
りぼんは短くなるけれど、
身につけたり、縄とびの縄にして遊んだり、楽しみはふくらみます。
幼い子に身近なりぼんを入り口に、
きれいなものを分けあってひろがる幸せが描かれます。
内容説明
おくりものにむすばれた、りぼん。「りぼんちょうだい」女の子がりぼんをもらうと、動物たちもつぎつぎにやってきて…!?きれいなものを分けあってひろがる、幸せや楽しみが描かれます。
著者等紹介
かんざわとしこ[カンザワトシコ]
神沢利子。1924年、福岡県生まれ。文化学院文学部卒業。詩人・児童文学者。北海道、樺太(サハリン)で幼少期を過ごす。産経児童出版文化賞、日本児童文学者協会賞など、受賞多数
ましませつこ[マシマセツコ]
真島節子。1937年、山形県鶴岡市生まれ。女子美術大学図案科卒業。広告デザインの仕事にたずさわった後、子どもの本の世界に入る。日本の伝統的な色彩や形の美しさと、現代的なセンスが調和した優しい画風で、ファンが多い(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
絵本専門士 おはなし会 芽ぶっく
13
箱についていた長いピンクのリボンをもらった女の子。お人形につけていたら、次々と生きものたちが現れリボンを欲しがります。少しずつ分けてあげる女の子、みんな手にしてニコニコ。 リボンってなかなか捨てられませんね。2022/08/16
退院した雨巫女。
13
《図書館-新着》リボンってなんで、なかなか捨てられないんだろう。2022/06/26
遠い日
12
わたしも未だにやっています。きれいなりぼんを見るとくるくる丸めてきれいな専用の箱に取っておきます。お菓子の箱や進物にかかっていたりぼん、どうしても捨てられません。子どもたちが小さかった時には、工作の材料に要るかもしれないからという理由がありましたが、どうにもやめられません。一本のりぼんがみんなに分けられていくと、「お揃いね」というちょっと楽しい仲間意識で繋がりあえる。夢いっぱいのお話です。2022/04/13
バニラ風味
10
すてきなりぼんをもらいました。さいしょは、おにんぎょうのみあつみおさげの先に「むすんであげるわね」。次はあひるの首に結んであげます。猫の首にも結び、ねずみたちには、なわとびとして。もうのこり少ないので、かえるたちは、りぼんをはたにしました。そして、ふれーふれーと運動会。ましませつこさんの絵が、とてもかわいいです。2024/05/26
ヨシ
10
包装紙やりぼんをためまくっている人の言い訳になる絵本。これだけ色々な動物を幸せにできたら、りぼんも本望。どれだけ長いの?なんて野暮を言ってはいけません。2023/04/16
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- 和書
- とりとめなく庭が