出版社内容情報
あれ？ こけしがいない。どこいっちゃったんだろう？？？
ある日、茶箪笥の上に飾ってあったこけしが忽然といなくなり……。
そこから始まる、怒濤のこけし探しの旅！
ある時はたいこのバチに、またある時は、ボーリングのピン、ロックスターのマイク、お地蔵さん……。
こけしを探す楽しみと、予想外のものに見立てたおもしろさ。
隅々まで描き込まれた絵が楽しい、新感覚の絵探し絵本です。
山田マチ［ヤマダマチ］
著・文・その他
花山かずみ［ハナヤマカズミ］
イラスト
内容説明
あれ？こけしがいない。どこいっちゃったんだろう？ある日、茶だんすの上に飾ってあったこけしがいなくなり…。ある時はたいこのバチに、またある時は、ロックスターのマイク、キリンのツノ、チンアナゴ、お地蔵さん…いろんなものになりすまして旅をつづけるこけし。果たしてこけしは、無事に戻ってくるのでしょうか。そして、次に旅に出るのは…？隅々まで描き込まれた絵が楽しい、新感覚の絵探し絵本です。
著者等紹介
山田マチ［ヤマダマチ］
愛知県生まれ。２００７年、ホームページ「山田の書きもの」を開設し、ショートストーリーを発表
花山かずみ［ハナヤマカズミ］
千葉県生まれ。女子美術大学卒業。建築設計事務所、デザイン事務所に勤務後、ワークショップなどで絵本を学ぶ（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ぶち
92
私もう山田マチさんに嵌っています。この絵本もパワー溢れています。"箪笥の上のこけしが、どこかにいっちゃった！" そこから始まる怒涛のこけし探し！こけしが出かけたところは、なかなか奇抜な場所ばかり。いろんな場所で、いろんな物になりすましています。水族館、遊園地、アフリカのサバンナ、笠地蔵前のバス停、などなど。中でもロックコンサートのシーンにはニンマリです。中山かずみさんの絵も味があって、幼い頃を思い出す懐かしさがあります。どのページにもいろんな楽しい遊びが隠れていて、何度ページをめくっても飽きません。2020/07/03
ままこ
85
表紙のインパクトあるこけしが目につき手に取った。いなくなったこけし。どこ行った？いろんなとこにさりげなく隠れてる（さりげなくじゃないのもある）あの海外スターとも共演してる（笑）見つかって良かったね。あら、裏表紙…。2019/06/04
nakanaka
70
存在感のある表紙に惹かれ借りてみました。様々な物や場所にまぎれたこけしを探す探し絵本です。絵本を読み始めて約10年、探し絵本が意外と多いことに気が付きます。幼い末っ子は喜んで読んでいました。2019/10/15
ケロリーヌ＠ベルばら同盟
53
茶だんすの上や、床の間の片すみや、ガラスケースの後ろのほう。こけしの立ち位置って、ふつうにそんなものよね。ぬいぐるみみたいに抱っこして寝るとか、ほら、髪を梳かしてあげたり、着物を取替えてあげたりとかできないもの。でも、いなくなっちゃったら心配！「どこどこ？」って探したら…。なんと言うことでしょう。地味な印象のこけしが、センターでスポットライトを浴びます。深海へ、サバンナへ、宇宙へと出かけて行きます。説明なんて要らない。ちいさな子どもに戻って楽しんでしまいました。2020/12/12
ベーグルグル （感想、本登録のみ）
48
昭和な雰囲気を醸し出し、所々にいるこけし。あ、こっち、今度はこっち。子供と笑いながら探して楽しみました。一番笑ったのは、あの大物ミュージシャンと綿棒。こけしも無表情なんだけど、あっちこっちへ行き、心の中ではほくそ笑んでいるのでは・・・と考えるとより笑えました。そして女の子の傍にいる猫も何ともツボでした。2019/07/23
