内容説明
ねこ、飼いたいなあ…。こねこのかわいさってホント、とくべつ!そう思っているあなた、さあ、ページを開いてみてください。空き家のにわで生まれたのらさんの5匹のこねこたちが、おかあさんといっしょにおうちを探しにでかけます。シロ、クロ、トラねこ…あなたならどのこがいいですか。
著者等紹介
にしまきかやこ[ニシマキカヤコ]
西巻茅子。1939年、東京生まれ。東京芸術大学工芸科卒。幼い子どもたちの絵を見る目の確かさに信頼をおいて、良い絵の絵本、美しいものを届けたいと、絵本を描き続けている。『ちいさなきいろいかさ』(もりひさし文・金の星社)で、第18回産経児童出版文化賞受賞。『えのすきなねこさん』(童心社)で、第18回講談社出版文化賞絵本賞受賞。神奈川県在住(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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mug
43
のらさん(母ネコ)が、子ネコたちの新しいおうちを探しにいく。それぞれ必要とされる人に出会い、それぞれが幸せに暮らす、というストーリー。 それなのに…お別れシーズンで、別れを経験したばかりの我が家の子どもたちは、大泣き💦ちょっと待って!悲しいお話じゃないよ!😅読むタイミングを間違えた~(笑)2021/03/24
anne@灯れ松明の火
8
西巻さん講演会予習。のらさんが赤ちゃんを生んだ。自分の力で、ちゃんと赤ちゃん猫を育ててくれる人を探すなんて、たいしたもんだ~!2012/11/02
timeturner
2
世の中こんなふうだったらほんとにいいよね。猫も人もどれだけ幸せに暮らせることか。2016/03/17
遠い日
2
のらさんはノラネコのおかあさん。5匹のかわいい子どもたちを、かわいがってくれる人にちゃんと託すしっかり者。子猫たちが幸せに暮らせるように願って。それもこれも、のらさんが町の人たちに愛されているからでしょう。それぞれの子猫がつけてもらった名前が、すてきです。2014/06/09
真尋
1
野良猫を飼う過程って拉致・誘拐に見える不思議。のらさんが街の人間に愛されているのが伝わってくるのでどの子も幸せになる優しい世界な絵本だけど、現実ではほいほい気軽にペットにしては飽きた・面倒などの理由で捨てたりそういう施設に連れて行ったり勝手な人間がいるのが現実。読んでいて複雑な気持ちになった。2017/03/21