出版社内容情報
かえるがみえる、かえるにあえる、かえるがかえる、かえるがふえる、韻をふむことばの連続にユーモラスな絵がついていて、かえるの国の物語を語ります。日本語のおもしろさに出会える、ことばあそび絵本の傑作。
5歳から
厚生省中央児童福祉審議会推薦文化財
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
ヴェネツィア
240
まつおか きょうこ・文、馬場のぼる・絵。「かえる」にまつわる駄洒落で物語を展開していく、珍しい手法。「◯える」を連ねていくのだが、連鎖が上手く次の「◯える」を呼び出している。もっとも、これが絵本として成立するのも、馬場のぼるの軽妙、剽軽な絵があってのもの。単純な線なのだが、実に愛敬のある絵だ。縁日の光景もなかなか楽しい。「かえるがふえる」もいいし、「かえるにべえる」の花嫁の表情も面白い。大いに楽しめる絵本。2025/11/20
湘子
34
馬場のぼるさんの描くひょうひょうとしたかえるたちがかわいい言葉遊び絵本。シンプルですが何度も声に出して繰り返し読みたくなります♪大人が読んでも面白いし、癒される〜〜〜☆2013/06/27
しぃ
22
日本語ってすごいな!一文字変わるだけで意味が違って面白い。◯えるだけでこんなに続くとは思いませんでした。2023/08/11
アナクマ
22
言葉遊び系の絵本「かえる は こえる かえる が こえる」など、シンプルな動詞と、これまた装飾の少ない馬場のぼるの可愛らしい絵との組み合わせ。「かえる は うえる(植える) かえるが はえる(生える)」などのビックリ展開もあり、楽しく読めました。「かえる に(お灸を)すえる」には解説が必要な75年刊。なお、おたまじゃくしは出てきませんが、カエルが増えます。2023/04/23
sui
22
読んでいてプッと笑ってしまう。これだけの言葉の繋がりで、なんとなくストーリーが出来ているところがすごい。馬場のぼるさんの絵の力も大きい。かえるがはえる、かえるがふえる。笑ったー。2016/10/20




