日本詩の古代から現代へ

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  • サイズ 46判/ページ数 176p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784772009966
  • NDC分類 911.04
  • Cコード C0095

内容説明

日本語で詩を書くとはどういうことなのか。作者は日本の財産である古典文学を繙くことから始め、現代へと連綿と続く、日本語の表現の特性を際立たせる。日本語による、新しい表現を創造するための、比類ない試みである。

目次

歌の始まり
なぜ人は“うたう”のか?
“ことだま”は生きているか
“思い”は届けられるか
“類型”という器
助詞“は”の躍動
助詞“を”の働き―ただ中に飛び込む勢い
時を巡る“旅人”
跳梁跋扈する“人称代名詞”―田村隆一詩について
“貧しさ”という修辞
“悲しみ”はどこから?
詩を書く“情熱”を燃やし続ける
“孤独”という病―萩原朔太郎『月に吠える』について
与謝蕪村の“詩”の占める位置

著者等紹介

網谷厚子[アミタニアツコ]
1954年9月12日富山県中新川郡上市町生。お茶の水女子大学大学院博士課程単位取得満期退学。詩人。詩集に『水語り』(思潮社・1995年・茨城文学賞)・『万里』(思潮社・2001年・第一二回日本詩人クラブ新人賞)・『瑠璃行』(思潮社・2011年・第三五回山之口貘賞)・『魂魄風』(思潮社・2015年・第四九回小熊秀雄賞)、研究書・解説書・評論集に『詩的言語論―JAPANポエムの向かう道』(国文社・2012年・茨城文学賞)他。「万河・Banga」主宰。「白亜紀」同人。日本現代詩人会・日本詩人クラブ・日本ペンクラブ・日本文藝家協会会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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