金子光晴「寂しさの歌」の継承―金井直・阿部謹也への系譜

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  • サイズ A5判/ページ数 316p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784772009713
  • NDC分類 911.52
  • Cコード C0095

内容説明

生誕117年の金子光晴を詩「寂しさの歌」を中心として問い直す。その継承者―金井直・阿部謹也も検証。日本の精神風土における流謫者の系譜。その寂寥を「世間」への批評に発展。同時に、本来の自然界(実在界)への帰郷も希求。

目次

1 迷走するエロス―金子光晴の詩「どぶ」の本文
2 連詩「蛾」論(金子光晴の連詩「蛾」構想と『惡の華』;金子光晴の連詩「蛾」と『惡の華』;連詩「蛾」とエロス)
3 金子光晴の詩「寂しさの歌」が問いかけるもの
4 金井直の詩集『帰郷』と「寂しさの歌」―寂滅の批評性
5 阿部謹也と金子光晴―「寂しさの歌」が触発したもの

著者等紹介

坂本正博[サカモトマサヒロ]
1949年北九州市小倉南区に生まれる。北九州市立大学外国語学部中国学科卒業。研究主題は金子光晴、村野四郎、金井直、戦後詩とリルケ、村上昭夫、現代詩人の研究(前原正治・北畑光男・樋口伸子・山田直)等。中国東北地区(旧満洲国期)の文学。所属誌・学会:日本近代文学会、昭和文学会、日本詩人クラブ、日本世間学会、金子光晴の会、敍説舎(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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