目次
孤独、回廊、その他の詩
カスティーリャの原野
新詩集
補遺詩集
戦争詩集
著者等紹介
石田安弘[イシダヤスヒロ]
1939年東京生まれ。東京教育大学文学部英文科卒。1966年東京都立大学人文学部英文科修士課程修了。1978年富山大学人文学部教授、1990年創価大学文学部教授を経て、創価大学文学部大学院客員教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ロビン
16
1875年、スペインはセビリヤ生まれで、ウナムーノやオルテガ・イ・ガセットらと共に自国の後進性を憂いて活動した詩人アントニオ・マチャードの詩集。スペイン内乱の際には共和政府を支持し、内乱後に亡命先の南フランスで病没した。「おそらく 夢のなかで 星の種子を播くひとの手が 無窮の竪琴の 音色のような 忘れられていた諧調を 奏でたのだ」という様に幻想的、牧歌的にスペインの自然を歌うが、時として哲学的であり、自然と詩人の間の深い交感、訳者の言を借りれば他者と主体者の「相互浸透」が行われていて、味わい深い。2020/08/27
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- 和書
- 沖積低地の地形環境学