内容説明
卓越したヒーニー研究。テクストとコンテクストの間のシームレスな移行による詩の分析。
目次
第1章 ルーツと読むこと―『ある自然児の死』(一九六六)と『闇への入口』(一九六九)
第2章 家と歴史の冷たいロザリオ―『冬を生き抜く』(一九七二)
第3章 重力の食欲―『北』(一九七五)
第4章 開かれた土地―『自然観察』(一九七九)
第5章 むき出しの針金を書く―『ステーション島』(一九八四)
第6章 奇妙な文字―『サンザシ提灯』(一九八七)
第7章 押し入って入り込む―『ものの奥を見る』(一九九一)
第8章 自由に翻訳する―『水準器』(一九九六)
第9章 耳を澄ます―ヒーニーの文学批評
付録 二つのものの間で―シェイマス・ヒーニー略伝
著者等紹介
小沢茂[オザワシゲル]
1977年名古屋市生まれ。2005年名古屋大学大学院文学研究科博士後期課程単位取得退学。現在、愛知淑徳大学講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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