内容説明
『異邦人』と『追放と王国』などのカミュの作品を、歴史とアルジェリア文学という特殊な現実の中に位置づけて、新たなる視点から読み解いてゆく。
目次
第1部 たいそう親しみ深い一人の異邦人?(最初の読解;『異邦人』―「人を惑わせるようなフィクション?」;言葉の力;カミュの遺産)
第2部 『異邦人』から他のテクストへ(王国と…追放;カミュ、アルジェリア―ジャーナリストたちと作家たち)
著者等紹介
大久保敏彦[オオクボトシヒコ]
1937年横浜市に生まれる。1968年早稲田大学大学院文学研究科博士課程仏文専攻修了。2006年3月2日死去
松本陽正[マツモトヨウセイ]
1951年高知県土佐市に生まれる。1980年広島大学大学院文学研究科フランス文学博士課程後期単位修得退学。現在広島大学大学院文学研究科教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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