内容説明
デジタルコンテンツはいかにして「文学」になりうるのか。デジタル・メディアの美学。
目次
第1部 ストーリーテリングのためのニューメディア(バーレー卿のキス;ホロデッキの先駆 ほか)
第2部 メディアの審美学(没入;代理 ほか)
第3部 手続きの作者(電脳吟遊詩人とマルチ・フォームプロット;イライザの娘)
第4部 新しい美、新しい真実(デジタルテレビと電脳ドラマフォーマット;ホロデッキ上のハムレット)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
kinaba
1
ちょっと観念的というかアカデミックにすぎる印象を受けた。20年前とは言えもっと様々な試みがあったような。 / Elizaみたいなのをデジタル・ストーリーテリングという枠組みから紹介する発想はなかったので面白かったです。語りの"デジタル化"と語り自体の生成は直交するような感覚でいたけど確かにそうでもない2016/01/05
ヘンリー八世が馬上試合で死んだことは内緒
1
原著1997年のサイバースペースに関する本。まだMUD(文字で進行するオンラインゲーム)の時代であるから記述は古いが、プロップ形態素を利用した自然なシナリオ自動進行プログラムなどを提案していたところは面白い。最後のほうで線形的テレビドラマに代わるものとして、ストーリー進行の可能性が多重的に存在するゲーム的メディアを提案している。現在において後者は実現しているが、まだ主要なメディアとなったわけではない。2014/05/19
笠井康平
0
やさしいお母さん。
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