内容説明
1秒率低下の真犯人は気管膜様部だった。哺乳類とヒトの進化の立役者は横隔膜だった。肺胞構造のカナメは肺胞口だった。コンピュータグラフィクスと折り紙で、新しい呼吸生理学を体感。
目次
第1章 一目瞭然、呼吸生理学のコペルニクス的転回
第2章 偉大なる横隔膜:哺乳類とヒトの進化の立役者
第3章 呼吸する肺胞:肺胞運動の総和が換気
第4章 換気力学、仕切り直し
第5章 臨床呼吸機能検査の新たな解釈
第6章 計算呼吸器学の世界へようこそ
著者等紹介
氏家良人[ウジケヨシヒト]
岡山大学名誉教授。日本集中治療医学会理事長
北岡裕子[キタオカヒロコ]
1955年鳥取県にて出生。1980年東北大学医学部卒業。呼吸器内科医として一般病院で診療に従事。1992年鳥取大学病理学教室より医学博士号取得(肺内構造の3次元再構成)。1994年ベルン大学解剖学教室客員研究員(Ewald Weibel教授)。1995年ボストン大学生体工学部呼吸器科客員研究員(BelaSuki教授)。1996年東京農工大学大学院工学研究科機械システム工学科後期博士課程入学(高木隆司教授)。1998年同修了、工学博士号取得(ヒト気道3次元モデル)。1999年~2008年アイオワ大学、大阪大学、理化学研究所にて、計算呼吸器学の研究に従事。2008年~株式会社JSOLエンジニアリング事業部学術顧問、現在に至る(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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