出版社内容情報
2011年3月の東日本大震災以降、原子力発電所の大半が停止している。そのなかで賄う電力として小水力発電を国策として推奨している。
本書では、小水力発電(一部水力発電)の歴史から、基礎知識をふまえて、近日の小水力発電の実際の傾向を述べている。小水力発電の方法はもちろん、
海洋発電の方法も述べている。水をエネルギー資源として利用している水力発電だが、水の威力を再認識しつつ学習できる1冊となっている。
目次
1 小水力発電ってなあに(水力発電の始まり;水力発電所の出力増加方策;水力発電の規模と発電量;小水力発電の位置づけ;小水力発電がなぜいま必要なの?;日本と世界の水力発電;その他、広義解釈の水力発電ってなあに)
2 小水力発電の基礎(力とエネルギー;水の力と発生電力;ベルヌーイの定理;流速の測定;河川水量;圧力サージの発生)
3 小水力発電の応用(衝動水車;反動水車;重力水車;海洋力発電の応用)
著者等紹介
橋口清人[ハシグチキヨト]
同志社大学工学部電気工学科卒業。工学博士(同志社大学)。現在、米子工業高等専門学校名誉教授、和歌山工業高等専門学校名誉教授。叙勲:瑞寶小綬章。電気加工学会倉藤賞。電気加工学会論文賞
松原孝史[マツバラタカシ]
岡山大学工学部電気工学科卒業。博士(工学)(岡山大学)。現在、米子工業高等専門学校名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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