内容説明
染織文化の一大宝庫インドネシアを舞台に、彼らの先祖が創造し、伝承し、循環させてきた多彩な布と装いの世界を探索したフィールドワークの成果をまとめた貴重な一冊。
目次
序章 儀礼について
第１章 祖霊と生者を結ぶ布―スンバの絣～イカット
第２章 スンバの人生儀礼における布の役割―婚礼と葬式を事例として
第３章 儀礼の衣服―ポンチョ スラウェシ島トラジャ族
第４章 タパ文化の変容―中部スラウェシにおける樹皮布の製作
第５章 聖なる布―スマトラ島、バタク族の“ウロス”
第６章 布と儀礼のコスモロジー―バリ島における布文化
終章 “共有”から“所有”へと変貌した布の文化
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