ベルクソン アインシュタインと対決した哲学者 - 時間を巡る論争

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  • サイズ A5判
  • 商品コード 9784771040731
  • Cコード C3010

出版社内容情報

哲学者ベルクソンは相対性理論をめぐって、物理学者アインシュタインに論争を挑んだ。本書はベルクソンの哲学と科学観を詳細に検討し、彼が相対性理論の何を批判したか解明する。現代哲学・物理学の議論も踏まえて、「時間」についてどう考えるべきかを問う研究。


【目次】



  第Ⅰ部 ベルクソンの実証形而上学
第一章 純粋持続とは何か
   一 実証形而上学
   二 時間の空間化への問い
   三 質的意識と純粋持続
   四 過去の保存
   五 未完了相の時間

第二章 自由と予見不可能性
   一 『試論』の自由論と決定論
   二 古典力学モデル――計算可能性
   三 哲学と物理学の「接点」

第三章 過去とその痕跡
   一 心身問題と二元論の緩和
   二 『物質と記憶』の過去保存論
   三 疑問点 ─ 二元論の問題
   四 「世界五分前創造仮説」と過去の痕跡
   五 実証形而上学の領域

第四章 潜勢態の思考
   一 同一性の観念
   二 「力動」図式論
   三 ポアンカレの数学的直観
   四 一つの現代的問い――人工知能
   五 意識的存在の地位

第五章 空間と幾何学
   一 「多様体」概念と心理学――リーマンからヴントへ  
   二 幾何学はアプリオリか――空間論の検討
   三 ポアンカレの幾何学論
   四 人間精神にとっての幾何学

第六章 認識論と方法論
   一 「直観」とその多義性
   二 科学と哲学、知性と直観
   三 真理と法則 ─ プラトニスム批判

  第Ⅱ部 ベルクソン= アインシュタイン論争

第七章 アインシュタインとの対決
   一 論争の歴史的経緯
   二 相対論的思考実験とベルクソンの応答
   三 「実在的時間」とは何か

第八章 科学は何を把握するか―─ベルクソンの記述を超えて
   一 ベルクソンの誤解
   二 相対運動と絶対運動
   三 科学は純粋幾何学的認識か?
   四 別の相対性理論解釈に向けて

第九章 宇宙論的時間
   一 宇宙全体の時間と普遍的現在
   二 『創造的進化』の宇宙論的時間
   三 物理学からのある見解とその検討
   四 現代宇宙論への接続

第十章 時間の復権に向けて―─現代物理学との対話
   一 「ブロック宇宙」モデル
   二 パトナムの永遠主義あるいは決定論
   三 実在的時間への問いふたたび
   四 宇宙の歴史性に基づく自然哲学
   五 ベルクソン的問題意識の復権

終 章 時間についてどう考えることができるか?

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