出版社内容情報
第七回 髙島國男自遊賞 受賞
遠くて近きは観光地。そこには地域社会に生きた人々の葛藤の歴史がある。地域の貌をめぐる「自問自答」の末に、地方自治体が見出した指針とは何だったのか。神戸市、水俣市、むつ市それぞれの観光政策はどのような意味を持つのか。観光業が知らない観光のあり方が、ここにある。
内容説明
遠くて近きは観光地。そこには地域社会に生きた人々の葛藤の歴史がある。地域の貌をめぐる「自問自答」の末に、地方自治体が見出した指針とは何だったのか。神戸市、水俣市、むつ市それぞれの観光政策はどのような意味を持つのか。観光業が知らない観光のあり方が、ここにある。第七回〓島國男自遊賞受賞。
目次
第1章 地方自治体の政策形成と地域社会が抱える課題(本書の目的;地方自治体の行動の背景 ほか)
第2章 神戸市とファッション(地域像と問題点―「新しい町」における「伝統の無さ」―;地方自治体神戸市のファッション都市事業と説明枠組み)
第3章 水俣市と水俣病(地域像と問題点―「企業城下町」における「公害」―;水俣病をめぐる動向 ほか)
第4章 むつ市とイタコと原子力―「日本の中心地から離れた場所」における「後進性」と「先進性」―(地域像と問題点;前近代へのノスタルジーとしてのイタコ観光 ほか)
第5章 アイデンティティをめぐる地方自治体の自問自答(地域社会の課題といかに向き合うか;観光が映し出す影 ほか)
著者等紹介
宮〓友里[ミヤザキユリ]
兵庫県出身。同志社大学政策学部 卒業。神戸大学大学院国際協力研究科博士後期課程修了、博士(政治学)。龍谷大学地域公共人材・政策開発リサーチセンター博士研究員(2020年度)。現在 立教大学観光学部 助教。第七回〓島國男自遊賞(本書『観光という虚像:アイデンティティをめぐる地方自治体の自問自答』の原稿に対して)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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