出版社内容情報
ライプニッツやヴォルフという初期近代とカント哲学の間に埋もれていたバウムガルテンをスピノザ(、、、、)との対決の歴史のうちに再布置する試み
バウムガルテンの『形而上学』を貫く課題は当時のスピノザ(、、、、)論争への応答である。
巻末に・バウムガルテンの実体論図解 ・『形而上学』梗概 ・『形而上学』第一部第一章第六節試訳を付し、「彷徨える亡霊達」との緊張関係を読む
内容説明
啓蒙思想に正当な場を用意し、新しい近代哲学史の提唱を目指す!ライプニッツやヴォルフという初期近代とカント哲学の間に埋もれていたバウムガルテンをスピノザとの対決の歴史のうちに再布置する試み。
目次
従来の哲学史に対するオルタナティブ
第1部 初期近代ドイツとスピノザ(初期近代ドイツにおけるスピノザ論争史 一六七〇‐一七二〇;ランゲのスピノザ論;ヴォルフのスピノザ論)
第2部 バウムガルテンとスピノザ論争史(バウムガルテンとスピノザ;実体;神と被造物;実体化された現象)
哲学史の再記述から哲学の再編へ
著者等紹介
津田栞里[ツダシオリ]
一橋大学大学院社会学研究科博士後期課程修了。博士(社会学)。一橋大学大学院社会学研究科ジュニアフェロー(特任講師)、東洋大学文学部助教を経て、現在は同大学講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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