出版社内容情報
世界の宗教は消滅の危機に瀕している
宗教が存在しない時代が到来しつつある。当面、宗教はE・トッドのいうゾンビ状態でしぶとく生き残るかもしれない。ただ、「宗教の最終的消滅」はいつか必ず訪れるだろう。そのことを冷徹な目で見つめることが重要である。
内容説明
世界の宗教は衰退の危機に瀕しており、消滅しつつある。宗教が存在しない時代が到来しつつあるのかもしれない。とはいえ、当面、宗教はE・トッドのいうゾンビ状態でしぶとく生き残るといえる。ただ、「宗教の最終的消滅」はいつか必ず訪れるだろう。
目次
第一章 葬送の変容(多様化する葬儀;葬式仏教の変容 ほか)
第二章 神道の行方(神道の始まり;神仏習合 ほか)
第三章 イスラム教と現在(六信五行について;スンニ派とシーア派について ほか)
第四章 儒教を考える(道教とは何か;儒教とは何か ほか)
第五章 融解する宗教(世界の各宗教;世界各国における宗教衰退 ほか)
著者等紹介
今枝法之[イマエダノリユキ]
愛知県出身。慶應義塾大学大学院社会学研究科博士課程単位取得退学。松山大学人文学部教授。専攻:現代社会論、社会理論(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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