出版社内容情報
合理的配慮やバリアフリーの後に残るもの
階段だけの駅のホーム、手の届かない位置にあるボタン、点字ブロックの上に立ち止まる人、「かわいそう」という感想……。障害者に対する物理的な障壁(バリア)や人々の価値観が、あるいはそれらによって生じる障害者自身の自己否定が、障害者の可能性を制限する。「障害のある身体の経験」に注目し、「障害」をアイデンティティの視点からとらえ直し、障害者と健常者の「協働」の先に健常者を中心とした文化・価値観を見直す可能性を模索する一冊。
内容説明
階段だけの駅のホーム、手の届かない位置にあるボタン、点字ブロックの上に立ち止まる人、「かわいそう」という感想…。障害者に対する物理的な障壁(バリア)や人々の価値観が、あるいはそれらによって生じる障害者自身の自己否定が、障害者の可能性を制限する。「障害のある身体の経験」に注目し、「障害」をアイデンティティの視点からとらえ直し、障害者と健常者の「協働」の先に健常者を中心とした文化・価値観を見直す可能性を模索する一冊。
目次
第1章 障害理解をめぐる課題と展望
第2章 障害者運動とアイデンティティ形成
第3章 重度障害者の障害認識とその変容
第4章 障害者介助の社会化と介助関係
第5章 障害者と健常者による芝居作りを通じたスティグマの解消
第6章 世田谷における障害者運動の生成と展開
第7章 障害者の参加による福祉のまちづくり
著者等紹介
丸岡稔典[マルオカトシノリ]
1976年生まれ。現在、四天王寺大学社会学部教員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
-
- 和書
- 報復の鉄路 角川文庫