出版社内容情報
「憧れの楽器」から,家庭にピアノがある日常風景へ
ピアノを習うことが「お稽古ごと」と言われた時代から,クラシック音楽ブーム,ブーニン・シンドロームを経て,高い演奏技術を獲得した「高級なアマチュア」が誕生する時代へ.
日本のピアノ文化は,まさに「ピアノと暮らす」日常に至った.
教養・趣味・教育の狭間で,ヤマハ音楽教室,ピティナ・ピアノコンペティションは日本のクラシック音楽文化やピアノ文化の普及にどのような影響を及ぼしたのか.
明治期から現在に至るまで,日本のピアノ文化を創造していく過程を多面的に描き出す.
戦前,戦後ピアノに向き合った人々や,現在ピアノに向き合っている人々のインタビューをも交えて考察し,
机上の資料だけでは捉えきれない日本のピアノ文化の実像に迫る.
内容説明
「憧れの楽器」から、家庭にピアノがある日常風景へ。教養・趣味・教育の狭間で、ヤマハ音楽教室、ピティナ・ピアノコンペティションは日本のクラシック音楽文化やピアノ文化の普及にどのような影響を及ぼしたのか。明治期から現在に至るまで、日本のピアノ文化を創造していく過程を多面的に描き出す。
目次
いま、日本のピアノ文化を問い直す
第1部 ピアノ文化を読み解く道(文化資本としてのピアノ文化;ハイブリッドモダンとしてのピアノ文化)
第2部 憧れが現実に(近代音楽文化と日本におけるクラシック音楽の導入;戦前におけるピアノ文化とクラシック音楽の担い手;戦後日本の都市化と音楽文化;日本におけるピアノ文化の普及;1980年代以降の「高級なアマチュア」の誕生 ほか)
日本のピアノ文化―誕生と創造の軌跡
著者等紹介
本間千尋[ホンマチヒロ]
1974年共立女子大学文芸学部日本文学コース卒業。2017年~2019年慶應義塾大学理工学部 准訪問研究員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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