出版社内容情報
「共和国の価値観の共有」を目的とするフランス
「人格の完成をめざす」日本
フランスの学校教育の目的は、自由、平等、人権の尊重、共に生きるといった「共和国の価値」を習得させることである。また、フランスの生徒にはデモや討論集会など、自分たちに関わる社会問題については「自分ごと」として「声をあげる」動きも見受けられる。このようなフランスの道徳・市民教育はどのように形成・発展してきたのか、その歴史的背景や現状に迫る。
内容説明
フランスの学校教育の目的は、自由、平等、人権の尊重、共に生きるといった「共和国の価値」を習得させることである。また、フランスの生徒には、デモや討論集会など、自分たちに関わる社会問題については「自分ごと」として「声をあげる」動きも見受けられる。このようなフランスの道徳・市民教育はどのように形成・発展してきたのか、その歴史的背景や現状に迫る。
目次
第1章 フランスの教育制度と教育課程
第2章 道徳・市民教育の歴史
第3章 2015年の「道徳・市民」科の導入とその後
第4章 小学校における「道徳・市民」科
第5章 中学校における「道徳・市民」科
第6章 高校における「道徳・市民」科
第7章 生徒参加制度と市民教育
第8章 歴史教育と市民教育
著者等紹介
大津尚志[オオツタカシ]
1999年、東京大学大学院教育学研究科博士課程単位取得退学。中央学院大学商学部専任講師などを経て、武庫川女子大学学校教育センター准教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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