出版社内容情報
東日本大震災から12年を迎え、わが国の震災復興は進んでいるようで進んでいない課題が多く見られる。本書は、地域産業復興研究プロジェクトに属する様々な分野の専門家たちが震災からの復興と再生の過程を見つめ、検証すべき課題に応じた調査研究に取り組んだ成果である。
目次
第1部 農林水産業(宮城県の津波被災地の農業の展開―東日本大震災後10年のあらたな動き;福島の林業再生とバイオマス発電推進に関する住民評価―福島県におけるWeb調査からの接近 ほか)
第2部 観光(復興ツーリズムの可能性について―東日本大震災から10年が経過して、ニーズ変化を考える;東日本大震災の震災伝承施設の利用実態と実習効果に関する調査分析―震災遺構門脇小学校、大川小学校を事例として)
第3部 NPO(震災後の東北におけるNPO―変遷・取り組み・到達点と課題)
第4部 エネルギー(日英仏におけるエネルギーミックスの展望と課題;再生可能エネルギーによる産業化と地域振興の11年目の歩み―激動する「脱炭素」、運用・メンテナンス事業の進展とグローバル化の壁)
第5部 地域産業・ソーシャルキャピタル(地場資本の中小企業の成長可能性と課題;産業のつながりから見る被災地産業経済の復旧・復興―被災地域間産業連関表の作成と分析 ほか)
著者等紹介
増田聡[マスダサトル]
東北大学大学院経済学研究科震災復興研究センター長、教授
稲葉雅子[イナバマサコ]
東北大学大学院経済学研究科博士研究員
中村哲也[ナカムラテツヤ]
共栄大学国際経営学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。