出版社内容情報
「フラジリティ(感性)」・「表象」・「言説」・「自然」
“個”が差異を超越できる“世界“を見据え、実在する人間社会のジェンダーや美学を繊維な表現で紡ぐ。
秦 辰也(近畿大学国際学部教授・シャンティ国際ボランティア会副会長)
目次
第1部 フラジリティ(感性)と身体(フラジリティ(感性)の身体的次元
演劇セラピーとエンパワーメント―タイ‐日移住女性たちの経験から
フラジリティ(感性)の主体形成)
第2部 フラジリティ(感性)と表象(別の身体になること―エヴァ・ヘッセの空間性と自己意識;フラジリティ(感性)の表象的次元)
第3部 イメージと象徴(従軍慰安婦を表現する平和の少女像の象徴様式―エルンスト・カッシーラーの神話的思考に照らし合わせて;象徴様式の哲学)
第4部 「自然」とジェンダーの交錯(呼吸するコミュニティ・アート―植物的生物としての私たち;ファブリック製品とジェンダーに配慮した生産―フェアトレードの試みを通じて)
著者等紹介
高原幸子[タカハラサチコ]
1971年静岡県生まれ。大阪大学大学院文学研究科博士後期課程満期取得退学。現在、金沢星稜大学人文学部国際文化学科准教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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